半年間、週に6日の放送の朝ドラひよっこも、ついに最終回を迎えました。
最終週では、秀とみね子、三男と米子、省吾と愛子、早苗の恋にも進展がありました。
谷田部家にとっての花の栽培の様子や、そこにまつわるそれぞれの心境もえがかれていて、今週の話は毎回、視終わった時に自分の顔が自然と笑顔になっていました。
終わってしまうのはもちろん寂しいけど、それ以上に満足感があって心の満たされる最終回を迎えてくれました。
スピンオフがあることを期待しています。
見どころ
奥茨城の様子も結構出てきて、自然の景色もみどころですが、やはり人のあたたかさがこのドラマの一番のみどころだったと感じています。
どんな事があっても前を向いて進んでいこうとするひたむきさもとても感じられました。
悪役というのも出てこなくて、皆いい人で、だからこそ皆幸せでいてほしいと思える見守りたくなる登場人物達が素敵でした。
テレビでみね子役の有村さんが、ひよっこを通して、言いたいことは言えるときに言おうと思うようになったと話していました。
それはすごく納得でした。
家族の大切さや人の素晴らしさに改めて気がつけるドラマだと思いました。
放送時間、再放送
NHK総合
月曜日~土曜日:午前8時~8時15分
再放送
月曜日~土曜日:午後0時45分~1時
BSプレミアム
月曜日~土曜日:午前7時30分~7時45分
再放送
月曜日~土曜日:午後11時30分~11時45分
ドラマ一週間のあらすじまとめ
9/25(月)151話
秀と元治の考えたメニューをみね子と鈴子と省吾で試食。
三男が米子に家族仲良くすることを条件に恋人になる事を提案して、喜ぶ安部米店の三人。
9/26(火)152話
漫画家は編集者に、主人公のみね子の設定を変えるように言われた話をします。
みね子の了承もあり、主人公のみね子はロボットにして一躍人気漫画家になるのでした。
世津子は女優の仕事をまたやる事にしようと思った事を皆に報告。
早苗のもとには、待ち続けていた彼が現れる。
彼のもとへ行く早苗は、あかね荘を出て行きました。
9/27(水)153話
奥茨城村では、宗男や実が花畑に喜んでいました。
愛子は省吾と結婚し、あかね荘を出る事に。
中華料理店の福田夫婦、養子にした茜を皆の所に連れて挨拶。
ヤスハルの声かけもあり、茜は皆の人気者に。
実からの手紙で、みね子は茨城に行く事に。
ちよ子、進が迎えにきて三人で実家に着くのでした。
9/28(木)154話
谷田部家の花の栽培の様子に驚くみね子。
これからは仕送りをしなくて良いと告げられ、好きなように生きることをすすめられて、家族皆に今までのお礼を言われます。
谷田部家に近所の人達も集まり、賑やかな夜を過ごすのでした。
9/29(金)155話
あかね壮に乙女寮の3人が訪れていました。
そした豊子と澄子があかね壮の空いた部屋に入るという話が。
みね子にはちよこから手紙が届きます。
家族みんなで歌自慢という番組に応募したら当選したけど、お金をどうしようという相談でした。
みね子はいざというときのお金があり、皆が東京にきてテレビ局に。
9/30(土)156話
すずふり亭に谷田部家一同が訪れ、食事をします。
そこで秀がみね子と結婚をさせてほしいと家族に挨拶をしました。
祝福する皆。
そんなときに実が言うのです、重箱を預けたままだったと。
記憶が戻りつつあるという予感。
ヒデの家族挨拶
皆が食事を終えて和やかな空気の時に、ヒデが結婚させてくださいと谷田部家の皆に挨拶。
キリッとして真剣でハッキリと喋る姿、誠実な感じで良かったです。
「幸せに生きていきます。幸せになることをあきらめません」という言葉が、とてもヒデらしい気がします。
皆の顔をぱっとみわたし、おめでとうという実、結婚を許すとかではなく、祝ってくれるのが良いですよね。
そのあとに涙目の美代子が立ち上がってヒデの前まで行き、頭を深くさげてよろしくお願いしますと言うのも素敵。
ちよこが「本当に兄ちゃんになんの?」と立ち上がった時は、お姉ちゃんを幸せにできるのかと一人、少しだけ立ち向かうのかなとも思いました。
実際は、ずっとお兄ちゃんが欲しかったと喜んだので、しっかりしてきたちよこの可愛さや素直さが愛しくなるシーンでした。
その後の進も抱きついて、もうなんて可愛いことか。
ヒデもこれは嬉しいですよね。会ったばかりだけど、もう好きになってますよね。
このシーンも泣きました。
更には宗男が泣いていて、悲しい出来事に幸せな出会いが勝ったと言って、叫んで、本当にあたたかい家族だなとまた涙。
そこに歌自慢の映像がはさまれ、みねこが歌いながら泣き、実や宗男も泣き、皆が歌うシーンで泣くとは思わなかったのに。
その歌の歌詞になるほどと思い、物語とのかさなりを感じて余計にぐっときました。
歌声の中、花の栽培のシーン。
宗男が元気にバイクでかけつけて皆がいて、なんというあたたかさと希望あふれる映像。
ヒデもこれからここに深く関わるんだなと思うとその様子がみたいと心から思います。
ヒデとみねこは、ヒデの家族にも挨拶がありますよね。その様子もみたかったです。
幸せいっぱいの最終回
最終回、なんとなくあったかい気持ちになるんだろうなとは思っていましたが、実際はもう涙涙。
最初はすずふり亭に谷田部家が行くところから始まったのですが、皆が本当に嬉しそうでその心境などが想像できてとても幸せな気持ちになりました。
色んな想いがありますもんね。元治と宗男も良かったです。
出てきたハヤシライスに喜ぶ皆がまた嬉しそうで、キラキラした気持ちになれました。
皆が美味しくて驚いて、幸せな喜びに満ちているすずふり亭の様子にじんとして、すでに涙。
まだ始まって数分でここまで胸にくるとは、と思いました。
重箱は実が自分から鈴子さんに言って、皆も実も驚いていました。
もしかして記憶が戻ったけど戻ってないふりをしていたのかとも思ったのですが全部を思い出したわけではないと実も期待させたことを謝ってましたね。
田んぼでは農作業はすいすい出来て、体が覚えていると分かり、好物は好物で美味しいと言っていたし、舌が覚えてるんですよね。
でも重箱は、記憶が戻って来ているあらわれといえそうですね。
最終回までに記憶が戻るのかどうかというのも注目していましたが、戻り始めているという状態で終わりました。
以前病院での医師が言ったという、記憶が戻ると今度は、記憶がなくなっていた頃の記憶がだんだん消えていくかもしれないという話。
そうなったら今の自分の事を忘れてしまうわけで、こうして皆と歌自慢に出たり、花の栽培などの提案などの記憶がなくなるというのは非常に寂しいとも思ってしまいます。
全ての記憶が戻ったとしても、皆が苦労してるときに自分がせつこと優雅に暮らしていた事にまた苦しみそうな予感。
徐々に思い出していくというのが、一番良い形のような気がしました。
まとめ
物語が始まってから4年の月日が流れて終わると言う、朝ドラでは短い経過。
誰かのサクセスストーリーや派手な出来事が起こるというものではありません。
その時代を懸命に生きている一人の女の子の成長をえがいた物話。
実在の物語ではないのですが、どこかにこんな人達が生きていたと思えてるドラマでした。
でも内容は濃くて、とても人の優しさや強さに心があたたかくなり、涙なくしては見終えられません。
自分が今までみてきた朝ドラの中で一番好きな作品になりました。
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